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気管支炎の原因

シックハウス症候群という言葉をご存知でしょうか。
住宅による病気として近年ではよく知られるようになっていますので、皆様一度は耳にしたことのある病名ではないでしょうか。
住宅というのは様々な素材を用いて建てられているため、ある程度の有害物質を含んでいる場合があり、そういった住宅環境によって
もたらされる病気が存在します。

住居内の環境によっては先ほど申し上げたシックハウス症候群のような病気を引き起こすこともあり、密室であることから起こる慢性的な咳の症状が見られることもあります。

そういった慢性的な咳は様々な二次的症状を人体に引き起こしますが、今回は「気管支炎」についてご説明します。

気管支炎は、気管支の粘膜に炎症を起こし咳や痰を起こす病気で、急性気管支炎と慢性気管支炎の2種類があり、それぞれ症状や原因が異なります。

急性気管支炎は、風邪をひいた時に合併して起こる事が多く、発熱や咳、痰が出たりする症状が現われ、膿性の黄色の痰がみられる場合には、細菌による感染症が疑われます。

急性気管支炎の原因は、ウイルス感染や細菌などで、喫煙者はこれらの細菌による急性気管支炎にかかる割合が高くなる傾向になります。

慢性気管支炎は、痰がからんだ咳が数カ月から数年にわたって出ている状態で、特に冬場は症状が悪化しますが、それ以外の季節は症状が落ち着く傾向にありますが、慢性気管支炎にかかると肺炎などにかかりやすく、肺機能が徐々に低下していく場合があるので注意が必要です。

慢性気管支炎の原因はホコリや喫煙、アレルギーなどが原因で、主にハウスダストやダニなど幾つもの要因が重なって起こり、カビが原因の場合もあります。

また、加齢とともに気管支腺が肥大し、過剰に粘液の分泌が増えて痰が増えたり、気道に炎症が起こりやすくなり慢性気管支炎になる場合もあります。

こういった病気を引き起こさないようにするためにも、普段から生活を送っているご自身の住居を、しっかりと綺麗に保つ必要があります。

エアコンのクリーニング、キッチンのクリーニング、普段からこういった有害物質の温床となる箇所の掃除はきっちりしておくことが望ましいですね。